バーミキュライトは、園芸や観葉植物の栽培で広く使われる土壌改良材の一つです。
軽くて保水性・保温性・通気性に優れ、多くの植物に適しています。
ラーメンのかえしのような存在で、無くても食べれるが、入れたら味がまとまり、何倍も美味しくしてくれる。そんな存在です。
本記事では、バーミキュライトの特徴やメリット・デメリット、具体的な使い方を詳しく解説します。
バーミキュライトとは?
バーミキュライトは、蛭石(ひるいし)を高温で焼成し、アコーディオン状に膨張させた多孔質の鉱物です。見た目は軽石のようにふわっとした構造をしており、非常に軽く、水をよく吸収する性質があります。

私は観葉植物の植替え時に必ず1割ほど混ぜて使用してます。
バーミキュライトは
『保水性・保温性・保肥力・pHは中性・軽い・無菌で清潔』
とメインの土をサポートする、ポテンシャルの高い土壌改良材です。
主な特徴
バーミキュライトは非常に軽量で扱いやすく、園芸初心者でも手軽に使用できます。
また、多孔質構造により保水性と通気性を兼ね備え、植物の根に適した環境を提供します。
さらに、天然鉱物を高温処理して作られるため無菌で清潔な用土であり、挿し木や種まきにも適しています。
その特性から、土壌改良材としても優秀で、他の用土と混ぜることで排水性や保水性、保温性を調整しながら植物の生育をサポートします。
バーミキュライトのメリット
- 高い保水性と保温性
バーミキュライトは多孔質構造を持ち、水分をしっかり保持します。そのため、乾燥を防ぎ、植物の根に安定した水分を供給できます。また保温性にも優れ、土の中の温度変化を穏やかにしてくれます。 - 通気性がよい
水を含みながらも適度な空気を保持するため、根腐れを防ぐ効果があります。 - 無菌で清潔
天然の鉱物由来なので、病害虫や雑菌が少なく、種まきや挿し木にも適しています。 - 肥料成分を保持しやすい
バーミキュライトは赤玉土より保肥力が高く、カリウムやマグネシウムなどのミネラルを含み、養分を蓄える力があります。
バーミキュライトのデメリット
- 単体では栄養が不足する
バーミキュライト自体にはほとんど栄養がないため、他の用土や肥料と組み合わせる必要があります。 - 長期間使用すると劣化する
使い続けると粉状になり、排水性が低下するため、適度な入れ替えが必要です。 - 水分を保持しすぎることがある
過剰に水を吸収しやすいため、水やりの頻度を調整しないと過湿になりやすいです。
バーミキュライトの使い方
① 観葉植物の用土に混ぜる
赤玉土やピートモスと組み合わせて使うことで、保水性と通気性を向上させます。観葉植物は1割程度使用します。
配合例
• 観葉植物用:赤玉土(小粒)6:腐葉土3:バーミキュライト1
• 多肉植物用:赤玉土5:鹿沼土3:バーミキュライト2
② 挿し木・種まき用の土として
無菌で清潔なため、発根を促すのに適しています。バーミキュライト単体、またはピートモスと混ぜて使用します。
③ 水耕栽培の補助材として
バーミキュライトは水耕栽培の培地としても活用可能。根の周りの水分を適度に保持し、発根をサポートします。
まとめ
バーミキュライトは、軽量で保水性・通気性に優れた優秀な用土です。単体では栄養が不足するため、他の用土と組み合わせて使うのがポイント。挿し木・種まきではバーミキュライトのみで活用し、植物を健やかに増やして育てましょう。

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