バーミキュライトとは?特徴・メリット・デメリットと使い方を徹底解説!

用土
バーミキュライトのみで種まき

観葉植物屋のボタニカルラボ&パーク


バーミキュライトは、園芸や観葉植物の栽培で広く使われる土壌改良材の一つです。

軽くて保水性・保温性・通気性に優れ、多くの植物に適しています。

ラーメンのかえしのような存在で、無くても食べれるが、入れたら味がまとまり、何倍も美味しくしてくれる。そんな存在です。

本記事では、バーミキュライトの特徴やメリット・デメリット、具体的な使い方を詳しく解説します。

バーミキュライトとは?

バーミキュライトは、蛭石(ひるいし)を高温で焼成し、アコーディオン状に膨張させた多孔質の鉱物です。見た目は軽石のようにふわっとした構造をしており、非常に軽く、水をよく吸収する性質があります。

私は観葉植物の植替え時に必ず1割ほど混ぜて使用してます。

バーミキュライトは
『保水性・保温性・保肥力・pHは中性・軽い・無菌で清潔』
とメインの土をサポートする、ポテンシャルの高い土壌改良材です。

主な特徴


バーミキュライトは非常に軽量で扱いやすく、園芸初心者でも手軽に使用できます。

また、多孔質構造により保水性と通気性を兼ね備え、植物の根に適した環境を提供します。

さらに、天然鉱物を高温処理して作られるため無菌で清潔な用土であり、挿し木や種まきにも適しています。

その特性から、土壌改良材としても優秀で、他の用土と混ぜることで排水性や保水性、保温性を調整しながら植物の生育をサポートします。


バーミキュライトのメリット

  1. 高い保水性と保温性
    バーミキュライトは多孔質構造を持ち、水分をしっかり保持します。そのため、乾燥を防ぎ、植物の根に安定した水分を供給できます。また保温性にも優れ、土の中の温度変化を穏やかにしてくれます。
  2. 通気性がよい
    水を含みながらも適度な空気を保持するため、根腐れを防ぐ効果があります。
  3. 無菌で清潔
    天然の鉱物由来なので、病害虫や雑菌が少なく、種まきや挿し木にも適しています。
  4. 肥料成分を保持しやすい
    バーミキュライトは赤玉土より保肥力が高く、カリウムやマグネシウムなどのミネラルを含み、養分を蓄える力があります。



バーミキュライトのデメリット

  1. 単体では栄養が不足する
    バーミキュライト自体にはほとんど栄養がないため、他の用土や肥料と組み合わせる必要があります。
  2. 長期間使用すると劣化する
    使い続けると粉状になり、排水性が低下するため、適度な入れ替えが必要です。
  3. 水分を保持しすぎることがある
    過剰に水を吸収しやすいため、水やりの頻度を調整しないと過湿になりやすいです。

バーミキュライトの使い方

① 観葉植物の用土に混ぜる

赤玉土やピートモスと組み合わせて使うことで、保水性と通気性を向上させます。観葉植物は1割程度使用します。

配合例
• 観葉植物用:赤玉土(小粒)6:腐葉土3:バーミキュライト1
• 多肉植物用:赤玉土5:鹿沼土3:バーミキュライト2

② 挿し木・種まき用の土として

無菌で清潔なため、発根を促すのに適しています。バーミキュライト単体、またはピートモスと混ぜて使用します。

水耕栽培の補助材として

バーミキュライトは水耕栽培の培地としても活用可能。根の周りの水分を適度に保持し、発根をサポートします。



まとめ

バーミキュライトは、軽量で保水性・通気性に優れた優秀な用土です。単体では栄養が不足するため、他の用土と組み合わせて使うのがポイント。挿し木・種まきではバーミキュライトのみで活用し、植物を健やかに増やして育てましょう。

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