赤玉土とは?観葉植物での使い方、特徴とメリットデメリットを解説

用土
赤玉土

観葉植物屋のボタニカルラボ&パーク


今回は赤玉土の特徴や長所、短所、使い方を紹介します。

赤玉土は観葉植物の育成に役立つ重要な用土の一つです。特に水はけや保水性のバランスに優れ、根腐れのリスクを減らす効果があります。

ただすべての観葉植物に必ずしも必要というわけではなく、植物の種類や育成環境に応じて使い分けをすることが大切です。

こちらの記事では植物の健康を支える基本の用土について解説します。

赤玉土は、関東ローム層の火山灰土を粒状にした用土 で、観葉植物や盆栽、多肉植物の栽培に広く使われます。
粒の大きさによって 小粒・中粒・大粒 に分類され、水はけや保水性を調整できます。



もう基本中の基本の用土です。ベースで赤玉土入れとけばとりあえずOKです。
赤玉土入れて他に何を混ぜようかなってくらい基本です。



赤玉土は無機質で腐敗しにくく、清潔で虫が発生しにくい特性を持ちます。

粒状構造により水はけと通気性が良く、適度な保水性と保肥性があるため、植物の根に必要な水分と肥料を適切に供給できます。

さらに、pHが中性に近く多くの植物に適しており、単体でもブレンドでも使用可能で、用途に応じた配合ができる万能な用土です。



  1. 水はけが良い
    根腐れ防止に効果的です。
  2. 通気性が高い
    根が呼吸しやすく健康に育ちます。
  3. 保水性、保肥性が適度にある
    必要な水分、肥料を保持します。
  4. 虫が発生しにくい
    腐敗しないため衛生的です。
  5. ブレンドしやすい
    腐葉土やピートモスと混ぜて栄養調整が可能です。



  1. 乾燥すると硬くなる
    水を吸いにくくなることがあります。
  2. 崩れやすい
    長期間使用すると粉状になり、水はけが悪化します。
  3. 栄養分が少ない
    肥料を別途補う必要があります。
  4. やや重い
    大きな鉢では持ち運びに不便します。



根が痛みやすい観葉植物や水はけを重視する植物に適しています。
例えば、パキラユッカのように乾燥に強い植物では赤玉土の使用が効果的です。

逆に、シダ類やアジアンタムなどの湿気を好む植物では赤玉土単体では乾燥しすぎるため、腐葉土やピートモスと混ぜて使うことで、より健康的に育てることができます。


① 単用で使う場合

多肉植物やサボテンなど、水はけが重要な植物に適している
鉢の底に鉢底石の代わりとして敷くのもおすすめ


② 他の土とブレンドする場合

観葉植物用 → 赤玉土6:腐葉土3:川砂1
多肉植物用 → 赤玉土5:鹿沼土3:パーライト2
水はけを改善したい場合 → 赤玉土7:軽石3


③ 使う前の準備

ふるいにかけて細かい粉を取り除く と、水はけが良くなる
植え替え時は新しい赤玉土を使用 し、崩れたものは交換



赤玉土は、水はけ・通気性・保水性に優れた万能な用土ですが、栄養が少なく、崩れやすい というデメリットもあります。

観葉植物の種類や育成環境に応じて使用方法を工夫するのがポイントです。根腐れのリスクや水はけの改善を目指すなら、赤玉土を取り入れてみるとよいでしょう。

赤玉土をうまく活用して、植物を元気に育てましょう!



コメント