観葉植物を枯らしてしまう原因は、ズバリ「環境」と「お水」の2つだけです。
しかも、この2つの「掛け算」のバランスが崩れることによって、植物が枯れるスピードは一気にアップしてしまいます。
だからこそ、この2つの関係性さえ理解すれば、
「枯らす体験」から卒業することができます。
過去に原因がわからないまま観葉植物を枯らしてしまった経験がある方は、この記事を読むことで、今後枯らしてしまうのを防げるかもしれません。
もちろん、植物を始めたばかりの方が予防として読むのにもおすすめです。
この記事では、初心者の方でも今日からできる、やさしい予防、解決方法をお伝えします。
覚えることはたった2つです。
難しい専門知識や暗記は一切不要です!
誰でも「枯らしてしまう体験」を卒業できるヒントが詰まっているので、ぜひご自身に当てはめながら読んでみてくださいね。
なぜ一気に枯れる?
「環境」×「お水」の掛け算の仕組み
環境かお水のどちらか1つの要因だけでも、植物はダメージを受けてしまいます。
- 見直した方がいい環境
(温度)昼と夜中の温度差が極端にある。
(風)換気がなく空気が一切動いてない。
(光)スマホで写真が撮れないくらい真っ暗な場所に置かれている。 - よくない水やり方法
そもそもお水やりを忘れてしまった。
お水やりの量が少ない。
お水をあげているが、土が固まって全体に行き渡ってない。
これら一つだけでも、植物は少しずつ弱っていきます。
しかし、本当に気をつけなければならないのは、この2つの要因が同時に起きてしまった時です。
「環境」と「お水」の悪い条件が重なると、植物へのダメージは足し算ではなく「掛け算」になって倍増し、枯れてしまうスピードが一気に加速するのです。
完璧じゃなくてOK!
植物が喜ぶ「環境のベストな目安」
観葉植物が必要な環境は「風・光・温度」が主な3つです。
最初にお伝えしておきたいのは、室内で100%完璧な環境を作るのは難しいということです。
なので、ベストな目安を知っておくだけで十分なので、それぞれのベストをお伝えします。
風:一番の特効薬は「外の空気(換気)」
植物にとって一番良い風は、窓を開けて入ってくる「外気」です。
自然の風(換気)に勝るものはありません。
あとは
「エアコンは植物によくないですよね?」
と聞かれますが、温度を一定にするエアコンは植物にとって非常に良いツールです。
空調で快適に保たれた室内は、猛暑や極寒を避けられる安全な場所です。
空調の効いたクリニックやサロンでも、たまに換気をして外の空気を入れてあげるだけで、植物はとても気持ちよく深呼吸ができます。
光:迷ったら「スマホのカメラ」でチェック!
光のベストな目安はズバリ、「朝日が当たる場所」です。
基本的には、人間が普通に暮らしていける明るさの部屋であれば大丈夫です。
あとは暗すぎるかどうかの見分け方についてお伝えします。
「この場所は暗すぎるかな?」と迷ったら、スマホでフラッシュなし撮影。
画面上で割とちゃんと景色が見えていれば、基本的には植物にとっても「光合成ができる明るさ」と判断してOKです。
もちろん詳細に照度計や数値を測るのもおすすめですよ。
温度:植物が活発に動く目安は「25度」
温度の正解は、基本的にはその植物の「原産地」の気候によりますが「25度くらい」がどの観葉植物も一番活発に動いている(成長している)印象です。
暑すぎても維持モードに入りますし、寒すぎても維持モードに突入します。
一般的な「暑すぎず、寒すぎず、ちょうどいいな」と感じる室温が、植物にとってもベストな温度なんです。
この「風・光・温度」を、ご自身が日頃から意識してあげること。
完璧を目指す必要はまったくありません。
これらを日頃から意識するだけで、変化に気付きやすくなり植物が枯れてしまうリスクは確実に減らすことができます。
「何日に1回」は卒業!状態に合わせるお水やり
観葉植物には、水をどんどん吸い上げる「成長モード」と、あまり水を必要としない「維持モード」があります。
置かれている環境(風/温度/光)によって、根っこが欲しがるお水の量は変わるのです。
だからこそ、日数で決める水やりより、「植物と土の状態を見てあげる」のが、枯らさないための最大のコツになります。
基本のお水やりルール
まずは基本のやり方です。「よく言われること」には、やはり明確な理由があります。
土が乾いたら、下から流れるまでたっぷりと
ちょこちょこあげるのではなく、鉢の底から水がドバーッと流れ出るまでたっぷりあげます。
土の中の古い空気を押し出し、新鮮な空気を届けるイメージです。
お水は「常温」で、「朝」にあげる
冷たすぎるお水は根っこがびっくりしてストレスになります。
常温がベストです。
また、植物が光合成の活動を始める「朝」のタイミングであげるのが一番おすすめです。
「ソーキング」という必殺技もおすすめ
エアプランツなどでよく使われる、水を張ったバケツなどに鉢ごとドボンと浸ける「ソーキング」という手法は、実は土植えの観葉植物にも非常に効果的です。
土全体にムラなく水が行き渡るので、液体肥料や活力剤をあげる時にもおすすめの方法です。
枯らさないための「上達ポイント」
さらに、これを知っておくと枯らす体験を卒業できる、3つのポイントをお伝えします。
お水は「土が潰れないように」優しくあげる
勢いよくお水を当てるのはあまりおすすめしません。
せっかく水はけを良くした土の粒が、水圧で潰れて泥に戻ってしまいます。
ジョウロなどを使って、優しくお水をかけてあげましょう。
「受け皿の水」の意外なルール
植え替えたばかりなど、まだ根っこが鉢の中にしっかり回っていないうちは、受け皿に溜まった水は捨ててください。
放置すると鉢内の水質が低下し、根腐れの原因になります。
しかし、逆に鉢の底から根っこが飛び出しているくらい元気な株であれば、溜まった水をぐんぐん吸い上げてくれます。
長期間留守にする時などは、あえて受け皿に水を溜めておいても大丈夫な場合があります。
買う時は「根っこがはみ出している子」を選ぶ!
実はお店で観葉植物を買う時、鉢の底から根っこが元気にはみ出しているものは「生命力が強くて枯れにくい」証拠です。
見た目が綺麗に収まっているものより、少しやんちゃに根が出ている子を選ぶのが、初心者の方には特におすすめです!
▼根張りがかなり良くて育てやすい観葉植物はこちら▼
まとめ:日頃からの観察や管理で枯らす体験は卒業できる
病害虫なども枯れる原因になりますが、観葉植物は、難しく考えず「環境」と「お水」の2つだけを意識すれば基本的に枯れることはありません。
普段、観葉植物の管理を仕事にしていると、「植物がこんなになったんですがどうすればいいですか?」とご連絡をいただくことがあります。
しかし、残念ながらすでに完全復活が難しい場合も少なくありません。
だからこそ、今回お伝えした環境とお水の2つが良好ならそもそも残念な状態になることがほとんどありません。
基本的に放置で大丈夫です。
今回は環境と水という基本的なことをお伝えしましたが、私もまだまだ知らないことも多くありますので、これからも皆さんと一緒に勉強していくつもりです。
そして、日頃から観葉植物をよく観察することが、育成上達への近道かもしれません。
毎日の変化を楽しみながら見られるようになると、植物との暮らしがもっと楽しくなっていきます。
難しく考えすぎず、肩の力を抜いて、気楽に園芸ライフを楽しんでくださいね!


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