これであなたも観葉植物初心者卒業!育て方に迷ったら“原産地”を見るべし!

観葉植物の育成方法

観葉植物屋のボタニカルラボ&パーク

観葉植物を育てていると、「水やりの頻度は?」「日当たりはどれくらい?」と迷うことが多いですよね。

そんなときにヒントになるのが、その植物の“原産地”。

原産地の気候や環境を知ることで、その植物が本来どんな場所で元気に育っているのかが分かり、育て方の方向性がつかめます。

今回は、初心者でも分かりやすく“原産地”を活かした育て方をご紹介します。

植物は本来、自分の原産地の環境に最も適応しています。たとえば、熱帯雨林が原産の植物は湿度が高く明るい場所を好み、乾燥地帯が原産の植物は水やりを控えめにするほうが元気に育ちます。

「どこで育ってきた植物か?」を知ることで、「どう育てればいいか?」の答えが見つかるのです。

当サイトの各植物のページのトップで記載してます。
一例
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困ったら検索!!

原産地の調べ方はとても簡単です。
それ以外では以下の方法で調べてみましょう。
• 植物名でGoogle検索 →「〇〇(植物名) 原産地」でOK
• 購入時のタグやラベルに記載されていることもあり
• 植物図鑑アプリ(PictureThis、GreenSnapなど)も便利

例:
フィカス・ウンベラータ → 熱帯アフリカ原産
サンスベリア → アフリカや南アジアの乾燥地帯が原産

以下のように、原産地によって育て方のポイントが変わります。

🌴 熱帯地域原産(例:モンステラ、フィカス系)
• 明るくて風通しのよい場所(直射日光は避ける)
• 空気が乾燥しすぎないよう加湿も有効
• 水は好むが、根腐れに注意(受け皿に水を溜めすぎない)

☀️ 乾燥地域原産(例:サンスベリア、アロエなど)
• 日当たりと風通しを重視
• 水やりは控えめ(鉢の中が乾いてから)
• 肥料は少なめでOK

🌿 森林の下草原産(例:シダ類、カラテアなど)
• 弱い光(明るい日陰)で育てる
• 湿度をしっかり保つ
• 葉水を定期的に行うと効果的

過去に、私が育てている「フィカス・ウンベラータ」は以前、日当たりの良い窓辺に置いていたにもかかわらず、葉が落ちて元気がありませんでした。調べてみると、原産地は熱帯アフリカ。
そこで、湿度を意識して加湿器を使ったり、葉水をまめに行うようにしたところ、ぐんと元気になりました。

このように、原産地を知るだけで、今の育て方に何を足すべきかが見えてくるのです。

原産地の知識に加えて、次のポイントも一緒に意識するとさらに育てやすくなります。

• 光の強さ:直射日光なのか明るい日陰か?
• 風通し:蒸れない環境を作る
• 水はけ:鉢と土の相性も重要
• 鉢の大きさ:根に合ったサイズで管理

植物は「環境の再現」がカギです。原産地をベースにしつつ、育てている場所の条件に合わせた微調整も大切です。

観葉植物の育て方に迷ったら、まずは「この植物はどこから来たのか?」を調べてみましょう。
原産地を知ることで、光、水、温度、湿度のバランスが見えてきます。無理に一般的な育て方に合わせるのではなく、その植物に合った“自然な育て方”ができるようになるはずです。

あなたの植物も、原産地をヒントにした育て方できっと元気になりますよ!

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