日向土(ボラ土)とは?観葉植物での使い方、特徴、メリットデメリットを解説

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観葉植物の育成には、適切な用土選びが重要です。

その中でも「日向土」や「ボラ土」と呼ばれる軽石系の用土は、根腐れ防止や水はけ改善に役立つ優れた資材です。

本記事では、日向土・ボラ土の特徴や使い方、メリット・デメリットを詳しく解説します。

日向土(ひゅうがつち)は、火山活動によってできた多孔質の軽石系用土です。特に宮崎県の日向地方で採取される「日向土」が有名で、「ボラ土」とも呼ばれています。これらの用土は粒がしっかりしていて崩れにくく、水はけや通気性の向上に役立ちます。


1. 粒が硬く崩れにくい
 → 長期間使用しても形が崩れにくく、通気性が保たれます。


2. 水はけが良い
 → 水分が滞留しにくく、根腐れのリスクを軽減します。


3. 無菌で清潔
 → 天然の鉱物であるため、病害虫の発生リスクが低いのも特徴です。

✅ 根腐れ防止に効果的
→ 排水性が良く、鉢内の通気性が向上するため、根腐れを起こしやすい観葉植物に適しています。

長期使用でも劣化しにくい
→ 赤玉土や鹿沼土と異なり、粒が崩れにくく、鉢底石のように長期間使用可能です。

無菌なので安心
→ 病害虫の心配が少なく、挿し木や株分け時にも活用できます。

❗️ 保水力が低い
→ 水はけが良すぎるため、乾燥を嫌う植物には不向きです。

❗️ 栄養分が含まれていない
→ 他の用土や肥料と組み合わせて使用する必要があります。

❗️ 軽いため風で飛ばされやすい
→ 屋外で使用する場合は、表土に重めの用土を被せると良いでしょう。


1. 鉢底石として使用
• 観葉植物の鉢底に数センチ敷くことで、排水性と通気性を向上させ、根腐れ防止に役立ちます。


2. 他の用土とブレンド
• 赤玉土や鹿沼土、腐葉土などと混ぜることで、保水性・通気性のバランスが整います。


3. 単体での使用
• 多肉植物やサボテンなど、乾燥を好む植物の用土として最適です。

日向土(ボラ土)は、根腐れ防止や水はけの向上に優れた軽石系用土です。

特に乾燥に強い観葉植物や多肉植物、鉢底石としての利用に向いています。

保水性が低いため、湿度を好む植物には他の用土とブレンドするのが理想的です。

植物の特性に合わせて上手に活用し、元気な観葉植物を育てましょう。

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