観葉植物の葉っぱが黄色くなる原因は様々ですが、今回は黄色くなってきた葉っぱの位置別で原因を紹介します。
この記事を読んで観葉植物の健康を守る、正しい対処方法や対策、管理方法を調べていきましょう。

リビングの観葉植物の葉っぱが黄色くなってきたけど、どうすればいいの…

心配になりますよね。どの部分の葉っぱが黄色くなったかで、原因が違います。それぞれ原因はいくつかあるので解説していきます。
観葉植物を育てていると「葉が黄色くなってきた…!」と心配になることがありますよね。
実は、葉が黄色くなる位置によって原因が異なるため、適切な対策をすることが大切です。
この記事では、葉の黄変の原因を 「下葉・上葉・葉の先端・縁・中心・まだら模様」 の6つに分けて詳しく解説します。
下の葉(古い葉)が黄色くなる場合
✅ 考えられる原因
- 自然な老化(古い葉が枯れる)
- 水やり不足(乾燥ストレス)
- 窒素(N)不足(栄養不足)
- 根詰まり(鉢が小さくなり、根が成長できない)
- 日照不足(光合成ができず、下葉が落ちる)
▶ 対策
- 自然な老化なら問題なし!(成長過程なのでそのままでもOK)
- 水やりを見直す(土が乾いてから適量をあげる)
- 窒素を含む肥料を与える(生育期に液肥や緩効性肥料を追加)
- 鉢が小さくなっている場合は植え替えを検討
- 適度な日光を確保する(カーテン越しの明るい場所へ移動)
上の葉(新しい葉)が黄色くなる場合
✅ 考えられる原因
- 鉄(Fe)・マグネシウム(Mg)不足(新葉の黄化)
- 水のやりすぎ(根腐れで養分吸収ができない)
- 急な環境変化(寒暖差、室温の低下などのストレス)
- 害虫(ハダニ・アブラムシなど)の被害
▶ 対策
- 鉄分やマグネシウムを含む肥料を与える(微量要素入りの液肥が◎)
- 水やりの頻度を調整(根腐れを防ぐため、土の状態を確認)
- 寒暖差を減らす(暖房の風が直接当たらない場所に移動)
- 葉の裏をチェックし、害虫がいれば駆除(ハダニは霧吹きで予防)
葉の先端だけが黄色くなる場合
✅ 考えられる原因
- 乾燥ストレス(湿度不足、エアコン・暖房の影響)
- 根詰まり(鉢の中で根がパンパンになっている)
- 塩害(肥料の与えすぎや、水道水の塩素の影響)
▶ 対策
- 霧吹きで葉水を与え、湿度を保つ(特にエアコンの影響を受ける場合)
- 鉢が小さくなっている場合は植え替えを検討
- 肥料を適量にし、水やり時に鉢底から水を流すことで調整
葉の縁(ふち)だけが黄色くなる場合
✅ 考えられる原因
- 肥料焼け(肥料の与えすぎによるダメージ)
- 水不足(葉の水分が足りず乾燥する)
- 土のpHバランスが崩れている(アルカリ性になりすぎ)
▶ 対策
- 肥料を与えすぎていないか確認し、水やりで調整
- 土の乾燥具合を確認し、水やりを適切に行う
- 酸性の土を好む植物にはピートモスや腐葉土を混ぜて土のpHを調整
葉の中心部が黄色くなる場合
✅ 考えられる原因
- 日照不足(光合成ができず黄変)
- 鉄欠乏(葉緑素が作れない)
- 根のダメージ(根腐れや植え替え時のストレス)
▶ 対策
- 日当たりの良い場所へ移動し、十分な光を確保
- 鉄分を含む肥料を与える(キレート鉄入りの液肥が効果的)
- 水やりの頻度を見直し、根腐れを防ぐ
葉にまだら模様(黄色の斑点)ができる場合
✅ 考えられる原因
- 害虫(カイガラムシ・ハダニ・アブラムシなど)の影響
- ウイルスや病気(モザイク病など)
- カルシウムやマグネシウム不足
▶ 対策
- 害虫がいれば早めに駆除(葉の裏をチェック)
- 風通しの良い環境を作り、病気の発生を防ぐ
- 微量要素を含む肥料を与えて栄養バランスを整える
まとめ|黄色くなる葉の位置から原因を特定するポイント
葉が黄色くなる位置 | 主な原因 | 対策 |
下の葉(古い葉) | 老化 / 水不足 / 根詰まり / 窒素不足 | 肥料・水やりの調整、植え替え |
上の葉(新しい葉) | 鉄・マグネシウム不足 / 環境変化 | 微量要素を含む肥料、害虫チェック |
葉の先端 | 乾燥 / 肥料の過剰 / 根詰まり | 湿度管理、適切な肥料バランス |
葉の縁(ふち) | 肥料焼け / 水不足 / pHバランス崩れ | 肥料・水やり調整、pH管理 |
葉の中心部 | 日照不足 / 鉄欠乏 / 根のダメージ | 日当たりを改善、鉄分補給 |
まだら模様(斑点) | 害虫 / 病気 / 栄養不足 | 害虫駆除、病気対策、微量要素補給 |
注意点としてはこの解説は一般的な内容であり、観葉植物の種類によって異なる場合もあります。そして原因が1つとも限らず、複合的な原因の場合もあるので、気になる方はサイトやInstagramから『観葉植物名と相談内容』を書いて送ってください!
🌱 植物が発する「SOSサイン」を見逃さず、適切な管理で元気に育てましょう!
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