フェルニア(夏型)|育て方・種類・魅力を徹底解説

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フェルニア・竜王角

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フェルニアとは?基本情報

フェルニア(Huernia)は、ガガイモ科(Apocynaceae)に属する多肉植物で、南アフリカやアラビア半島を原産とするユニークな植物です。星形の花を咲かせることで知られ、その異質な見た目から「スタープラント」とも呼ばれることがあります。中には腐肉のような臭いを放つ種類もあり、独特の生態を持っています。丈夫で育てやすく、多肉植物愛好家に人気のあるフェルニアの魅力や育て方について詳しく解説します。

フェルニアの基本情報
• 学名:Huernia
• 科名:ガガイモ科(Apocynaceae)
• 属名:フェルニア属
• 原産地:南アフリカ、アラビア半島
• 特徴:星形の花、肉厚な茎、乾燥に強い
• 花言葉:「個性」「神秘」

フェルニアの特徴

  1. ユニークな星形の花

フェルニアの最大の特徴は、星のような形をした花です。種類によっては赤や黄色、紫がかったものなど、バリエーションが豊富です。

  1. 肉厚でゴツゴツした茎

葉はほとんどなく、ゴツゴツとした多肉質の茎を持っています。サボテンのような見た目をしており、棘はありません。

  1. 乾燥に強く育てやすい

原産地が乾燥地帯のため、水やりが少なくても元気に育つため、初心者でも管理しやすい植物です。

  1. 昆虫を誘引する花の臭い

一部の種類は、花が腐肉のような臭いを発し、ハエなどの昆虫を引き寄せる性質を持っています。

フェルニアの育て方

  1. 日当たりと置き場所
    • 明るい場所を好む:日光を好みますが、強すぎる直射日光は葉焼けの原因になるため、半日陰が理想的です。
    • 風通しを確保:蒸れやすいため、風通しの良い場所で育てましょう。

  2. 水やり
    • 春~秋(成長期):晩春〜早秋は鉢土が乾いたら水を与える。
    • 冬(休眠期):秋頃から水やりを減らし、7℃以下になる頃には断水をする。

  3. 温度管理
    • 適温:15~30℃
    • 寒さに弱い:7℃以下になると枯れる可能性があるため、冬は室内で管理する。

  4. 肥料
    • 春・夏に少量:春・夏に薄めた液体肥料を月1回程度与えると生育が良くなる。秋冬は与えません。

  5. 植え替え
    • 1~2年に1回:根詰まりや土の劣化を防ぐため、定期的に植え替える。

フェルニアのインテリア活用術

  1. 個性的な鉢で楽しむ

ユニークな花と茎の形を活かし、デザイン性のある鉢と組み合わせるとインテリアのアクセントになります。

  1. 寄せ植えで個性的なアレンジ

フェルニアは他の多肉植物と相性が良く、エケベリアやセダムと一緒に寄せ植えすると魅力的なアレンジができます。

  1. デスクや棚のワンポイントに

小型の鉢に植えれば、デスクや棚の上に置いて個性的なインテリアグリーンとして楽しめます。

フェルニアの管理ポイント

  1. 直射日光を避ける

強すぎる日差しに当てると、茎が日焼けしてダメージを受けるため、明るい日陰が最適です。

  1. 害虫に注意

カイガラムシ、ネジラミが発生しやすいです。

  1. 寒さに注意

冬場は気温が下がると枯れやすくなるため、最低気温が7℃を下回る場合は室内で管理しましょう。

フェルニアの人気の種類

  1. フェルニア・ゼブリナ(Huernia zebrina)

赤と黄色の縞模様が特徴で、「ライフセーバープラント」とも呼ばれる人気種。

  1. フェルニア・ピルカンティ(Huernia pillansii)

小さな赤紫色の花を咲かせる種類で、コンパクトな見た目が特徴的。

  1. フェルニア・ヒスロピ(Huernia hislopii)

深紅色の星形の花を咲かせる品種で、美しく魅惑的な雰囲気を持つ。

  1. フェルニア・スキアトス(Huernia schneideriana)

細長い茎が密集して成長し、黒紫色の花を咲かせる。育てやすく初心者向け。

フェルニアの豆知識


• 名前の由来:フェルニア(Huernia)の名前は、フランスの植物学者 Justin Heurnius にちなんで名付けられました。
• 花の臭いの理由:一部の種類は腐肉臭を発し、ハエなどを引き寄せることで受粉を助けます。
• 繁殖方法:カットした茎を乾燥させてから挿し木することで、簡単に増やすことができます。

まとめ|フェルニアで個性的なグリーンライフを

フェルニアは、ユニークな星形の花とゴツゴツした茎が特徴の多肉植物です。乾燥に強く育てやすいので、初心者にもおすすめです。個性的な見た目を活かしてインテリアグリーンとして楽しんだり、寄せ植えに取り入れるのも魅力的。ぜひ、フェルニアを育ててその不思議な魅力を楽しんでみてください!

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