今回は観葉植物を育てるための基本の心構えをお伝えします。
初めての観葉植物を家に迎える方や、今まで枯らしてきた方々は目を通してみてください。
この記事を読むことで、観葉植物を育てるスキルが上達するかもしれません!?
みなさん園芸を楽しんでますか?
先日お客様から質問をいただきました。

掲載許可いただいてます
私がすぐ目についたのが、週1の水やり。
聞けばショート動画系の情報らしいので、育て方を説明した後にこの記事の内容をお伝えしました。
なので今回は観葉植物の管理で、大事な心構えをお伝えします。
育成の基本
20年以上観葉植物を見てきた私の育成方法。
観葉植物を育てる為の基本とは
基本を作らない事です。
基本を作らないとは何を意図してるのか解説していきます。
基本を作らないとは?
観葉植物の育て方には一般的な指針(水やりは土が乾いたら、など)はありますが、
- 環境(日当たり、風通し、湿度)
- 植物の種類
- 生育状況
- 個体差
この4つの違いによって最適な管理方法は異なります。

例をあげて言えば、北海道と沖縄では同じ植物でも育て方が異なります。

たしかに気温も湿度もどちらも全く違うわね。
なので観葉植物の育て方から入るより、環境の理解から入る方が優先順位は高いです。

去年の冬は枯れなかったのに、今年の冬は枯れちゃった。これはどうして?

毎年同じ気温なんてありえません。
暖冬もあれば、大寒波が続く冬もあります。
そしてその環境から、水やりや管理を考えるのが大事ってことです。
「夏場は〇日に1回水やり」
「これやらないと枯れちゃいます」
「冬場の正しい水やり方法」
こんなサムネのSNSやショート動画をよく見ますね。これ通りにやって育ってるのはただ観葉植物が頑張ってるだけなので、環境から答えを導き出していきましょう。
では、どのようにしてその答えを導いていくか。
観察をして植物を知ろう
その答えを出すのに1番重要なのは『よく観察する』です。
植物の状態を定期的に観察すれば、「前より少し葉っぱが元気ないかな?」といった変化に気づき、素早く対処出来るようになります。
つまり「基本を作らない」とは、植物の状態に合わせて管理方法を変えていき、植物に意識を傾けること。
観葉植物は生き物ですが、言葉は話せません。
ただし、サインは出してます。
それにいち早く気づき対応していけば、観葉植物を長く維持できるようになり、園芸が楽しくなるのではないでしょうか。
今回は観葉植物への向き合い方でしたが、実務的な育て方はまた別の記事で発信します。

20年以上放置されてる4m級の観葉植物。肥料も与えず植替えもせず、放置するのが、この環境では正解のようです。
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