アフェランドラ|種類・育て方・魅力を解説

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アフェランドラは、濃い緑色の葉にくっきりと入る白い葉脈が特徴的な観葉植物です。その見た目から「ゼブラプラント」とも呼ばれています。

美しいのは葉だけではありません。夏から秋にかけて鮮やかな黄色の花穂を立ち上げ、トロピカルな雰囲気を演出してくれます。

本記事では、アフェランドラの特徴や、美しい縞模様を維持するための育て方を詳しく解説します。

「ゼブラプラント」と呼ばれる美しい葉 アフェランドラの最大の特徴は、光沢のある濃緑色の葉に入る、白いストライプ模様の葉脈です。花が咲いていない時期でも、インテリアグリーンとして十分な存在感があります。

鮮やかな黄色の花苞(かほう) 6月〜9月頃になると、茎の先端に黄色いピラミッド状の花穂をつけます。一般的に「花」として鑑賞される黄色い部分は「苞(ほう)」と呼ばれる葉が変化したもので、実際の花はその隙間から咲く小さなものです。この黄色い苞は長期間楽しめるのが魅力です。

コンパクトにまとまる樹形 一般に流通している「ダニア」という品種などは、節が詰まってコンパクトに育つため、テーブルや棚の上でも楽しみやすいサイズ感です。

日当たりと置き場所

  • 明るい日陰(レースカーテン越し)が最適です。
  • 強い直射日光に当たると「葉焼け」を起こして茶色くなってしまいます。
  • 逆に暗すぎると、茎がひょろひょろと伸びたり、花付きが悪くなったりします。

水やり

  • 春~秋: 水を好む植物です。土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水を与えます。水切れを起こすとすぐに葉がしおれるので注意してください。
  • 夏: 毎日土の状態を確認し、乾かさないように管理します。
  • 冬: 成長が緩やかになるため、土の表面が乾いてから2〜3日後に与えるなど、少し回数を減らしますが、極端な乾燥は避けてください。

温度管理

  • 適温: 20~30℃
  • 寒さに弱いです。 熱帯の植物なので、日本の冬の寒さは苦手です。冬は室内の暖かい場所(最低でも10℃以上、できれば12℃以上)で管理してください。窓辺は夜間に冷え込むため、部屋の中央寄りに移動させましょう。

肥料

  • 成長期(5月~9月)に、緩効性肥料(置き肥)を月に1回、または液体肥料を10日に1回程度与えると、葉の色が良くなり花付きも期待できます。

植え替え

  • 根詰まりを起こすと下葉が落ちやすくなります。1〜2年に1回、5月〜7月頃に一回り大きな鉢へ植え替えましょう。

剪定(花後の処理)

  • 花(黄色い苞の部分)が終わって色あせてきたら、早めに茎の根元近い充実した節の上で切り戻します。そうすることで脇芽が出て、形よく育ちます。

下葉が落ちる原因

  • 水切れ寒さが主な原因です。一度極度に乾燥させてしまうと、下の方の葉がパラパラと落ちてしまいます。また、冷暖房の風が直接当たる場所も乾燥の原因になるので避けましょう。

葉が丸まる・縮れる

  • 空気の乾燥が原因であることが多いです。アフェランドラは多湿を好むため、年間を通して霧吹きで**葉水(はみず)**を与えてください。

病害虫対策

  • カイガラムシやハダニが発生することがあります。特に乾燥するとハダニがつきやすいため、葉水は予防にも効果的です。

モダンな空間のアクセントに はっきりとしたストライプ模様は、モノトーンやモダンなインテリアと非常に相性が良いです。白や黒のシンプルな鉢に植えると、葉の模様がより引き立ちます。

テーブルやキャビネットの上に 上に伸びすぎずこんもりと育つため、視線の高さにある棚やテーブルのセンターピースとして飾るのに適しています。

アフェランドラ・スクアロサ ‘ダニア’
(Aphelandra squarrosa ‘Dania’) 日本で流通しているアフェランドラのほとんどがこの「ダニア」です。本来は背が高くなるアフェランドラを、鉢植えで楽しみやすいように改良した矮性(わいせい・コンパクト)品種です。 節が詰まっており、葉の白い縞模様が非常にくっきりしているのが特徴。テーブルサイズの観葉植物として人気があります。

アフェランドラ・スクアロサ ‘ルイザエ’
(Aphelandra squarrosa ‘Louisae’) 古くから親しまれている品種で、ダニアよりも大型になります。茎が太く、葉も細長くて大きいのが特徴です。存在感があるため、広めのリビングや床置きのディスプレイに向いていますが、現在市場で見かける頻度は少なくなっています。

アフェランドラ・スクアロサ ‘シルバー・クラウド’
(Aphelandra squarrosa ‘Silver Cloud’) その名の通り、葉の白い斑(ふ)の部分が多く、葉全体が銀白色の雲のように見える美しい品種です。通常のダニアよりも全体的に明るく、上品な印象を与えますが、流通量は少なめです。

アフェランドラ・シンクライリアナ(オレンジキャンドル)
(Aphelandra sinclairiana) 「スクアロサ」種とは別の種類で、通称「オレンジキャンドル」と呼ばれます。 その名の通り、オレンジ色(赤に近いピンク色)の鮮やかな花苞をつけるのが特徴です。葉の縞模様は目立ちませんが、花の美しさで人気があります。植物園の温室などで見かけることが多い大型種です。

花と苞の違い: 私たちが長く楽しんでいる黄色い部分は「苞(ほう)」です。
本当の花は苞の隙間から出る唇のような形をした花で、寿命は数日〜1週間程度と短いものです。
花が散ったあとも、黄色い苞はしばらく鑑賞できます。

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