セダム(夏型)|育て方・種類・魅力を徹底解説

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セダムとは?基本情報

セダムは、多肉植物の一種で、ぷっくりとした葉が特徴の丈夫な植物です。乾燥に強く、地面を覆うように広がる種類や、立体的に成長する種類など多様なバリエーションがあります。その育てやすさと可愛らしい見た目から、ガーデニングやインテリアグリーンとして人気を集めています。本記事では、セダムの基本情報、育て方、種類、魅力について詳しく解説します。

セダムの基本情報
• 学名:Sedum
• 科名:ベンケイソウ科 (Crassulaceae)
• 属名:セダム属
• 原産地:北半球の温帯~熱帯地域、南米、アフリカ
• 特徴:多肉質の小さな葉、匍匐性または立性の成長
• 花言葉:「落ち着き」「静寂」「枯れない愛」

セダムの特徴

  1. 多彩な葉の形と色

セダムは、ぷっくりとした丸葉、細長い葉、トゲのような葉など、多様な葉の形を持ちます。緑・赤・黄色・紫などカラーバリエーションも豊富で、季節によって色が変わる品種もあります。

  1. 美しい花を咲かせる

セダムは春から秋にかけて、黄色や白、ピンクなどの星形の可愛らしい花を咲かせます。特に、庭植えにするとカーペット状に広がり、花畑のような美しい景観を作り出します。

  1. 乾燥に強く育てやすい

セダムは極端な乾燥にも耐えられる丈夫な植物で、手間をかけずに育てられます。初心者にもおすすめの多肉植物です。

セダムの育て方

  1. 日当たりと置き場所
    • 日光を好む:日当たりの良い場所で管理すると、元気に成長し、色付きが良くなります。
    • 蒸れに注意:風通しの良い場所で育てると、病気や害虫の発生を防げます。乾燥気味の場所に置くのが良く、雨が当たらない場所での管理が望ましい。

  2. 水やり
    • 春~秋(成長期):土が乾いたらたっぷりと水を与えます。高温に弱い種は夏の水やりを控えめにして、鉢内が蒸れないように注意します。
    • 冬(緩慢期):水やりを控えめにし、室内に置いてるのは葉水を月1程度。屋外では断水します。

  3. 温度管理
    • 適温:10~30℃で元気に育ちます。
    • 耐寒性:耐寒性の強い種類も多く、屋外でも越冬可能なものがありますが、霜が降りる地域では屋内管理がおすすめです。

  4. 肥料
    • 少量でOK:春と秋に多肉植物用の肥料を薄めて与える程度で十分です。夏冬は与えません。

  5. 植え替え
    • 1~2年に1回:根詰まりや土の劣化を防ぐため、適宜植え替えを行います。

セダムのインテリア活用術

  1. グランドカバーとして

セダムは地面を覆うように成長する種類が多いため、庭や鉢の表面を美しく飾るグランドカバーとして活用できます。

  1. ハンギングプランツとして

垂れ下がる種類をハンギングバスケットに植えれば、おしゃれなインテリアグリーンになります。

  1. 多肉植物の寄せ植えに

他の多肉植物と組み合わせると、カラフルで可愛らしい寄せ植えが作れます。

セダムの管理ポイント

  1. 水の与えすぎに注意

過湿は根腐れの原因になるため、水やりの頻度は控えめに。土の乾燥を確認してから水を与えましょう。

  1. 緩慢期のケア

冬は成長がゆっくりになるため、水を減らし、寒さに弱い品種は室内で管理してください。

  1. 害虫対策

アブラムシやカイガラムシが付くことがあるので、こまめにチェックして早めに駆除しましょう。

セダムの人気の種類

  1. セダム・オーレウス

黄緑色の小さな葉が特徴で、鮮やかな黄色い花を咲かせる種類。

  1. セダム・アトランティス

葉のフチが白く縁取られ、美しいコントラストが楽しめる品種。

  1. セダム・ドラゴンズブラッド

春から秋にかけて葉が赤紫色に変化し、個性的なカラーリングが魅力。

  1. セダム・ブレビフォリウム

極小の丸い葉が特徴で、可愛らしい見た目が人気。

セダムの豆知識


• 名前の由来:「Sedum」はラテン語で「座る(sedere)」に由来し、地面を覆うように成長することから名付けられました。
• 乾燥地帯での適応力:セダムは砂漠や岩場でも生育可能なほど耐久性が高いです。
• 繁殖が簡単:茎や葉をカットして土に挿すだけで簡単に増やせる品種が多いのも特徴です。

まとめ|セダムで癒しのグリーン空間を

セダムは、ユニークな葉の形と美しい花が楽しめる多肉植物です。乾燥に強く育てやすいため、初心者にもおすすめ。庭や鉢植え、寄せ植えなど、さまざまな方法で楽しめる万能な植物です。ぜひセダムを育てて、その魅力を存分に楽しんでください!

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