アンスリウム|育て方・種類・魅力を徹底解説

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アンスリウム(Anthurium)は、光沢のある美しい花(苞)と深緑の葉が特徴的な熱帯性の観葉植物です。

南米の熱帯地域を原産とし、艶やかな赤やピンク、白などの花が魅力です。耐陰性があり、室内でも育てやすいことから、観葉植物として人気があります。

本記事では、アンスリウムの基本情報、育て方、種類、魅力について詳しく解説します。


  1. 鮮やかな花苞が魅力
    アンスリウムの「花」に見える部分は、実際には苞(ほう)と呼ばれる葉の変形です。赤、ピンク、白、緑などカラーバリエーションが豊富で、長期間楽しめます。

  2. 耐陰性が高く、室内向き
    直射日光を避けた半日陰の環境でも育つため、室内のインテリアグリーンとして人気があります。

  3. 高温多湿を好む
    熱帯雨林原産のため、高温多湿の環境を好みます。エアコンの風や乾燥には注意が必要です。

  4. 空気浄化効果が期待できる
    アンスリウムは有害物質を吸収し、室内の空気をきれいにする効果があるとされています。


  1. 日当たりと置き場所
    • 明るい日陰を好む:直射日光は葉焼けの原因になるため、レースカーテン越しの光が当たる場所が理想的です。
    • 耐陰性はあるが、光は必要:暗すぎると花が咲きにくくなるため、適度に光を確保しましょう。

  2. 水やり
    • 春~秋(成長期):土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
    • 冬(休眠期):水やりを控えめにし、土が乾いてから2~3日後に与える程度で十分です。

  3. 温度管理
    • 適温:20~30℃(寒さに弱い)
    • 耐寒温度:10℃以上をキープ(冬は室内で管理)

  4. 肥料
    • 成長期に適量:春~秋にかけて、月1回程度の緩効性肥料や液体肥料を与えると花付きが良くなります。

  5. 植え替え
    • 2~3年に1回:根詰まりを防ぐため、5月中旬〜8月中旬に新しい土へ植え替えます。


  1. 乾燥を防ぐ
    葉に霧吹きをして湿度を保つことで、美しい葉と花を維持できます。

  2. 直射日光を避ける
    強い日差しは葉焼けの原因になるため、適度な遮光をしましょう。

  3. 冬場の寒さ対策をする
    10℃以下になると成長が止まり、寒さに弱いため、暖かい室内で管理してください。


  1. 鮮やかな花で華やかさをプラス
    赤やピンクの花苞が空間のアクセントとなり、シンプルな部屋にも映えます。

  2. モダンなインテリアにマッチ
    光沢のある葉と花苞が、スタイリッシュな雰囲気を演出し、モダンなインテリアと相性抜群です。

  3. 高級感のある観葉植物として
    ホテルやオフィスのロビーに飾られることが多いアンスリウムは、高級感を演出するのにぴったりです。


  1. アンスリウム・アンドレアナム(Anthurium andreanum)
    最も一般的な品種で、大きな赤やピンクの花苞と光沢のある葉が特徴です。

  2. アンスリウム・シェルツェリアヌム(Anthurium scherzerianum)
    小ぶりな花苞とくるりと巻いた花序が特徴的で、育てやすい品種。

  3. アンスリウム・クラリネルビウム(Anthurium clarinervium)
    花よりも葉が魅力的な品種で、ベルベットのような質感と白い葉脈が特徴。

  4. アンスリウム・ベイチー(Anthurium veitchii)
    大きく波打つ葉が特徴で、観葉植物として人気の高い品種。

  5. アンスリウム・ウォーターマリニアヌム(Anthurium warocqueanum)
    細長い葉と独特の雰囲気を持つ品種で、希少価値が高い。


• 名前の由来:「Anthurium」はギリシャ語の「anthos(花)」と「oura(尾)」が由来で、花序の形にちなんでいます。

• 花持ちが長い:開花後1~2か月は美しい姿を保ちます。

• ハワイでは幸運のシンボル:アンスリウムはハワイで「ハートの花」と呼ばれ、幸運をもたらす植物とされています。


アンスリウムは、鮮やかな花苞と美しい葉が魅力の観葉植物です。

耐陰性があり、比較的育てやすいため、室内のインテリアグリーンとしてもおすすめです。

お部屋を華やかに彩るアンスリウムを、ぜひ取り入れてみてください!

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